一匹狼と無邪気なワンコ


 そう言って、小野寺は近くに誰もいない事を確認した。


「ほら、俺たち付き合ってるでしょ、ね?」


 照れ臭そうに言うこいつが、たまらなくかわいく思えた。


 男相手に――特にこいつ相手に――かわいいとか本当は良くないのかもしれない。



 ただでさえ身長を気にしているのに。


 かわいいなんて言えない。


「ねー! 何か言ってよ!」

< 472 / 482 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop