愛なんて無かった




遠くで何かが鳴っている。
聞き慣れた電子音。

その音に集中するとだんだんと大きくなっていく――




目が覚めるとすっかりと夜が明けていた。


どうやら眠れたようでホッとした。


不思議な夢のせいか酷く目覚めが良い。


少し心が温まったみたい。


でも、何でだろう?



あたし、泣いてる。






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