先輩と俺の関係




俺は兄貴を押しのけ、屋上を後にした。


「くそっ…」

教室には向かわず、保健室へ向かった。

「あら、小川くん。どうしたの?」

「眠い。昼寝する、寝かせろ」

「寝かせて下さいでしょ?」

保険医の言葉を無視して、奥のベッドに横たわる。


「小川くん、あたし今から出張なの。留守番頼んだわよ」

保険医はそれだけ言って、出て行った。




< 34 / 87 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop