【ホラコン】兎心の宝箱SP
「さあねぇ、何か声が聞こえたのでな」
実際の所は、建物と研究室の構造上、振動のベクトルが中村参事官の立ち位置に向いていただけなのだが……。
「どどど……、どういう事ですか?」
「さぁ、そんな事より次に向かうぞ。ここの資料は後でメールを送るから、建設会社に補強をさせておけばいい」
それだけ言うと博士は、スタスタと次の目的地に向かう。
中村は、蒼白な顔をさせて彼女の後をついていくのだった。