【ホラコン】兎心の宝箱SP
「あぁ、丁度この地下を走っている地下鉄……。それも、深夜一時に通り抜ける貨物列車の起こす振動が、建物に使われている一部の金属に共震している」
そう言って博士はモバイルPCを中村に見せる。
モニターには、列車と建物の図面、数字の羅列やグラフが並んでいるが中村にはさっぱりわからない。
「えーっと、ポルターガイストじゃない?」
「ポルターガイストの定義からいくと私が解明するまでは、確かにポルターガイストだった訳だが、心霊現象の類ではなく。ただの物理現象だよ。中村参事官」
「こっ、怖い言い方しないで下さいよ博士。でも何でここに立っていると危ないとわかったんですか?」
少し落ち着きを取り戻した中村に彼女は意地の悪い笑みを向ける。