幸せという病気





「お兄ちゃん・・・」


「遥は中に入ってな?寒いから・・・」


「嫌だ・・・」


「ホントにすぐ泣くなぁ遥は。お母さんまだ怒ってた?」


「遥がホントの事言う・・・」


「いいっていいってぇ。遥はお兄ちゃんが守ってやるからなっ」


「どうして?」


「そりゃぁ・・・お兄ちゃんだから。遥は女の子だから幸せにならなきゃいけないんだってさっ。お母さんがそう言ってた」


「お兄ちゃんは?」


「お兄ちゃんは男だから、女の子を守るんだよ?」


「ふ~ん。お兄ちゃん。幸せってなぁに?」


「・・・幸せってのは・・・ん~・・・なんだろぉ?」


「お兄ちゃんでもわからないのぉ?」


「・・・でも、いい事なんだよ?幸せって。遥は、お兄ちゃんが幸せにしてあげるよっ」


「わぁ~い」









幸せって・・・・。




なんだろぉ・・・・??




大人になったら・・・わかるかなぁ・・・。






< 191 / 439 >

この作品をシェア

pagetop