幸せという病気


竜司。







「どこ行くのぉ~?」


「ん~・・・とりあえずドライブ」




気付いてる?

二人でいても、あなたは悲しい顔をしている事。





「じゃあ、初めて会ったとこ行きたい!!」

「そう?じゃあ行くか」






多分、一番それに気付いてるのは、竜司だよね。

でも嬉しいよ。





「初めて会った時、どんな印象だったぁ?」

「ん?可愛いって思ったよ?」

「ホントぉ?」

「ホント、ホント」





この何ヶ月で、ほんの少しだけ、あなたは変わった。





「俺の事はなんて思ったの?」

「なんか怖そうだなぁって」

「ハハハッ。なんだよそれ」






少しだけ・・・。





人を好きになってくれた。






それが嬉しいんだぁ・・・。






例え・・・。








「だってそう感じたもん」

「で、なんで好きになったの?」

「それはぁ・・・」









例え、私の事を好きじゃなくても・・・。









「それは?」

「・・・なんでだろぉねッ」

「わかんねぇのか?」









ごめんね・・・。





やっぱり・・・。







これ以上、竜司の傷を塞げそうもないょ・・・。









「・・・竜司は、たまに優しいから」

「・・・そっか」

「でももう無理しなくていいよ?」

「え?」

「・・・無理して付き合わなくても・・・いいよ」

「・・・無理なんて」

「そんな優しさいらないょ・・・私だって、色々他にも付き合ってとか言われるんだぁ。何気、カッコイイ人もいるしさぁ。なんか・・・疲れちゃったんだよね」

「・・・詩織・・・」

「もう・・・別れよ・・・」




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