幸せという病気
「・・・冗談やめろ」
「すみれさんは・・・幸せ病だ」
「・・・何言ってんだよ・・・俺がこんなんなって・・・悲しい想いばっかさせてんだぞ?・・・幸せ病なわけねぇだろ」
「人の幸せは、形じゃねぇ」
「わかってるけど・・・」
「人の幸せは・・・想いそのものだ」
「・・・」
「彼女にとっちゃ、おまえの子供を産める事がさ・・・」
「・・・」
「ホントは何よりも幸せな事だったんだ」
「・・・・・ふざけんなよ・・・」
「・・・」
「・・・死なせるわけにいかねぇ・・・」
「・・・あぁ」
「・・・すみれも子供も・・・守るって決めたんだ・・・」
「おまえの夢は・・・今、それだろ?」
「・・・それ?」
「大事な人・・・守ってやれよ」
「・・・」
「その夢があるなら、俺はおまえをまだ死なせねぇ」
「・・・弘樹・・・」