龍の女神となるべき姫【上】
聞こえてきた音楽に耳を澄ますと、ソファーの上にケータイを見つけた。
「亜美ちゃんのでしょうか?」
振動してるケータイを見つめながら、智が言った。
このケータイは今まで見たことがねぇし、さっきまで亜美が座ってたところにあっから、多分そうなんだろう。
シンプルな白いケータイに、1つだけ付いたストラップ。
誰にも媚びない亜美にぴったりなケータイだ。
だが、このストラップ……。