龍の女神となるべき姫【上】
『あ、啓太[ケイタ]!!
体育の50m走、1位だったね。見てたよ』
「わっ。ありがとうございます!!」
「姫、俺は?
俺も啓太と同じクラスなんすけど……」
『もちろん政喜[マサキ]も見てたよ』
「マジっすか!?」
『うん。派手に転けてたね。
額の絆創膏はそのときのものでしょ?』
「~~~っ。
そんなところは見なくていいです……」
政喜がそう言うと、その場はどっと沸いた。
―――やっぱ好きだな、この空間。