龍の女神となるべき姫【上】


それから部屋に戻って、ベッドに座って俯いてた顔をふっと上げると。


鏡に映ったのは、青白く不安な顔をした女の子。




なんて顔してんのよ、私。



こんな顔で悠基たちに会うの?




そんなことを思っていたら、頭に浮かんでくるのはみんなの顔。




そうだ。


私は何をやってるの?



落ち込んでる暇があったら、考えないと。



今、私にできることを。


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