女番長
聞き間違いかと耳を疑った。
だって、こんなにもずっと片想いしてきて、今龍にこんなこと言われたら、そりゃ信じられへんやろう。
あたしは龍の胸に顔を埋めながら、ただ泣いてた。
確かめたかった。
「もう一回言って。」って言いたかった。
でも、夢やったらどうしようって…
夢から覚めてまた一人になったらどうしようって思うと怖くなって、結局聞けへんかった。
でもそんな不安なんか吹き飛ばすように、龍は静かにあたしに聞いた。
「返事は…?」
龍が優しくあたしの頭を自分の胸から離す。
龍の顔が少しボヤけて見えた。
そのせいで龍の表情が分かりづらかったけど、よく見たら龍は、すごく不安そうな表情をしてた。
そんな龍を見てたら何か無性にいじめたくなって、あたしは龍に嘘を言った。
「ごめん。」
あたしのその言葉を聞いて、龍はがっくりと肩を落とした。
「ぷっ…!」
あたしはその場の雰囲気に耐えられへんくなって、思わず吹いてしまった。
龍はびっくりした表情であたしを見ている。
さすがに龍が可哀想になってきて、あたしは本間のことを言った。