孤高の金髪ウルフ
「お客さん、鞄に支払いしてない商品を入れてませんか?」

細い腕なのに、さすが男だ。


凄い力で私の腕をしめる。


「何も取ってねぇよ。離せよ!!」


私も必死にその腕から逃れ様とするけど出来ない。


「お客様、ちょっとこちらへ」


そう言って、凄い形相で睨んでくる。


稀良は、何の言い訳もしないで、大人しく男の店員に捕まっていた。


真乃は……。


出口で立ち止まって私達を見ていた。


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