秘密の花園
「んで?なんでまみちぃが家にいるの?」
怒りに身を任せ、2人を床の上に正座させて散々説教した後で尋ねる。
足が痺れて動けない唯香となんとかして動こうと床を這うまみちぃが一斉にこちらを見る。
「今更?」
だってさっきまではゲームのことに気をとられていたから気にならなかったんですよ。
「まみちぃ、デートはどうしたの?」
昼間会ったときには今からデートだって言っていた。まみちぃのデートは次の日の朝までってことでしょ?
まみちぃは短いスカートからスケスケのヒラヒラで生地の少ないデザインのパンツ、いわゆる勝負パンツを覗かせながら言った。
「割り勘にされそうな雰囲気だったから逃げてきちゃった」
テヘッと舌を出した様子が金色のキノコ少女に似ていた。
「それで、仕方ないから家に帰ろうと思ってたら、唯香ちゃんにバッタリ会ってさ~。つい盛り上がっちゃったから家に上がらしてもらったの。おいしかったわよ、カレー」
ちゃっかりうちの夕飯の席までお邪魔してやがったのか、こいつ。