秘密の花園







「絶対に私を可愛くして」








私の口から出たとは到底思えないセリフにサタンは目を見張る。


あとはヤケクソになってまくし立てた。


「っていうかしなさい!!しないと詐欺で訴えてやる!!」


冗談じゃなくて本気だ。


それくらい私は人生かけて色々頑張ろうと思ってるんだ。半端なことしたら絶対に許さないから。


挑戦状を叩きつけたのはその証だ。


私がどれだけねちっこい性格か、身をもって証明させてやろうか?


「言いたいことはそれだけか?」


サタンはふっと表情を緩めた。


そして、次の瞬間。



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