お前、自分が何言ってるのか分かってるの?【BL】
「あー……行きてぇけど、俺カナヅチだからなぁ。今回は辞めとくわ。」

勿論、カナヅチなんて、誘いを断るための真っ赤な嘘。


「は?お前、小学の頃からプール得意だったじゃねーか。」


……
そうだった。
逞は俺の幼馴染みだ……


で?行くの?行かねーの?

と、逞に再度聞かれ、結局俺は行くと言ってしまった。


あー……
嫌だぁ。

明日なんか、雨降っちまえば良いんだよー!!

30秒後、俺は作り笑顔で

「晴れたら良いな!」

と、言う事になる。


だってさ、爽やかな笑顔で楽しみだなって言われてみ?

はい。そーですね。

ってしか、言えなくなるっつーの!!
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