【詩集】タイムマシンの作り方

ピースサイン



つつみ まもって
たぐりよせて
ふれて たくして
なくして こわして

染まってしまえば
どーってことないって
笑って応えて
どーかしてる

なんで どうして
君なんだろう


うまく閉じた視界
他には色の無い世界


手のひらに残る体温が
存在理由を問いただす
僕は笑顔を組み立てる

君の旋律が唇に触れるから
うたを歌うことは忘れた

溺れたい過去は
溶けて交ざりあう
あの日の未来だったんだ


ほら 全力でピースサイン


人差し指と中指が
2つの影を隠したら
微かにまだ灯る意識を
三本の指でひねり潰そうか


僕の指は
飽和したココロを
切り取って捨てるハサミ

僕の手のひらは
要らないココロを
潰す為の 潰す為の



僕の手のひらは





【君を守るよ、この手で。】



「あ、だけどもう
 大丈夫だからさっ。

 心配すんなって!」





ばればれ('・ω・`)




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