朽ちたセカイ
ヒカリ朽チル
朝目覚める。

外が薄暗い。

何故なのかはわからない。


俺は誰だ。

ここはどこだ。

理解ができない。


部屋はごく普通のワンルーム。


身体を起こし、テレビを付ける

砂嵐が画面いっぱいにうつる。

チャンネルを回すと

ようやく映像がうつった。

ふと手元にあった携帯を見る。

メールが1件。

相手はどうやら女の子のようだ。


そのメールの本文には

俺の名前らしきものが

書かれていた。

「らい」

らいって名前なのか俺は。

まぁいいか。


部屋を出る。


家には誰もいない。


外へでる。


人の気配さえない。


謎が頭いっぱいに巡る。


(なんなんだろうかこのセカイは………)
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