BLACK†RAIN
「ごめんね?晶は、手が早くて…」
そう言って、申し訳なさそうに
理巧くんが近寄ってきた。
「え、いや…あたしは別に大丈夫…です。」
あたしは、うつむきながら
そう言った。
なんか、理巧くん…
晶くんと違って無意識に近いような…
「悪いやつでは、ないから…その、許してやって?」
上目遣いで、そう言った。
うあっう…!!
な、なんと心臓に悪い上目遣いをするんだっ!!
鼻血が、出そうな衝動にかられながらも
必死に抑えた。
「だ、大丈夫だから!怒ってないから。」
そう言って、必死に
なりながら理巧くんから離れた。
「そ、そう?ならいいんだけど…」
そう言って、またあの微笑みを見せた。
くっっわぁ!!
理巧くんって、天然の心臓殺人キラーだっ!
「くだらねぇ…、」
えっ?
冷たい声と視線を感じた。
この人、なんか怖い。
「……レオンも、クロさんもどうかしてる。人間の女なんかに」
え、人間って。
なに、言ってるの?
「おいおい、蓮
くーん!そんな事言わないで喜ぼうよ。せっかくの女の子なんだし、」
晶くんがあたしにウィンクしながらそう言う。
「…くだらない。」
冷たい視線と声で晶くんに威嚇をして、ゆっくりとあたしに近づく。
え。
なに?なんで近づいてくるの?
「おい、蓮!!」
あたしには、この時。
何をされれるのかなんて、この時はまだ何もわからなかった。
そして、今思えばこの時、このみんなの出会いからあたしはもっと、もっと抗って離れるべきだった。
「めんどうな事になる前に、お前を消す。」
へ?
消、す?
「な、なにを…?」
「俺の目を見ろ」
え、目?
「やめろ!蓮!」