◇◆あじさい◆◇
〜五つの心〜
あれから、

とっつぁんは、私達とは違うグループと過ごすようになり、廊下ですれ違う度に、何度か話し掛けようとはしたものの、新しい友達と楽しそうに話す とっつぁんに、私は声を掛けられなかった…。


沙織と和也は、週に3回程のペースでバイトを続けており、放課後、皆で集まる事も次第に減っていった。

私は、自然の流れで、裕介と過ごす時間が増え、とっつぁんがいた頃と変わらず、毎日家まで送ってくれた。
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