◇◆あじさい◆◇
〜思い出を胸に〜
とっつぁんの事故から

…二年…



私は、彼を支え続けた…。
彼にとって、
私が支えになっていたのかは分からないけれど、彼の傍にいれた事、彼の苦しみと戦えた事、そして、一緒に乗り越えた事…。

全てにおいて、
私は、母が見守ってくれているんだ…と、心からそう思っている。



退院後も、
彼の家には段差がない様、裕介達の手によって、リフォームされた。

2階だった彼の部屋も、1階に移され、皆の協力のもと、彼は以前にも増して前向きになった気がしていた。
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