◇◆あじさい◆◇
〜夏の思い出〜
私達はこの春、新しい制服を身に纏い、高校へと入学した。
入学式当日は、まだ会話のぎこちない母と一緒に家を出た。
沙織達が私を見つけると、母は皆に深々とお辞儀をした。
『風花と仲良くして下さってぇ、ありがとうね。これからもこの子を、どぉ〜ぞ、宜しく頼みます…。』
私はそんな母を見ても、以前の様に恥ずかしいなどとは思わなかった。
『おばさん!私、沙織です。今度、家に遊びに行ってもいぃですか?』
沙織が笑顔で母に尋ねた。
母は少し驚きながらも笑顔で答えた。
『もちろ〜ん。是非〜!何もっ、何もできませんけど…、ウチでよければぁ、この子も喜びますからぁ。』
『はい!必ず行きます!』
私は母の嬉しそうな顔を見て、沙織の配慮に感謝していた。
入学式当日は、まだ会話のぎこちない母と一緒に家を出た。
沙織達が私を見つけると、母は皆に深々とお辞儀をした。
『風花と仲良くして下さってぇ、ありがとうね。これからもこの子を、どぉ〜ぞ、宜しく頼みます…。』
私はそんな母を見ても、以前の様に恥ずかしいなどとは思わなかった。
『おばさん!私、沙織です。今度、家に遊びに行ってもいぃですか?』
沙織が笑顔で母に尋ねた。
母は少し驚きながらも笑顔で答えた。
『もちろ〜ん。是非〜!何もっ、何もできませんけど…、ウチでよければぁ、この子も喜びますからぁ。』
『はい!必ず行きます!』
私は母の嬉しそうな顔を見て、沙織の配慮に感謝していた。