PRINCESS story

「分かるなんて軽々しく言うなよ。
お前に分かるわけない。
大切な人を失ったことないお前に…」


…奏斗は、知らない。

3年前に、私の目の前で母が永遠の眠りについたことを。


あの時感じたのは、言葉では表現できない喪失感だった。

生きている意味が分からなくなるくらい辛かった。

母の後を追ってしまおうかと思ったことだってあった。




< 173 / 399 >

この作品をシェア

pagetop