PRINCESS story
1分、また1分と時計が進んでいく。
もうすぐ10時……
いてもたってもいられず自分も探しに行こうとしたその時だった。
「王子…!琴葉様です!」
窓から門を見ていた中野さんが叫んだ。
それを聞いて、俺は部屋を飛び出した。
なんでこんなに遅くなったのか、どうして連絡してこなかったのか…
聞きたいことはたくさんあった。
でもそれ以上に、一刻も早く自分の目で琴葉を確めたかった。