PRINCESS story
怒りに震える手でもう一通の手紙を開く。
『死ね』
そこに記されていた言葉は、あまりにも残酷な言葉だった。
どうして、俺は今まで気が付いてあげれなかったんだ?
どうして……
この後悔は、すぐに決意へと変わった。
琴葉のことは絶対に俺が守る…
もう、苦しめない。
だから、琴葉。
これから俺がする事は、一番君が望まない事かもしれないけど許してほしい。
今の俺には、これ以外に君を守る方法が思いつかないんだ。