PRINCESS story

パニックになりかける自分を抑え、水を持って戻ってきた翔子さんに尋ねる。



「翔子さん、この手紙、誰が引き出しから出したのか知りませんか?」


「さあ、存じ上げませんが……
おそらく…王子ではないでしょうか?
このお部屋には、奏斗様しか入られていませんので」



奏斗が、この手紙を見た?


「奏斗は、今、どこに?」


「先程、王様にお話があるとおっしゃってこの部屋を出ていかれました」

「王様…?」



まさか……

あの手紙を見て、奏斗は王様に王子の座を降りると言いに行った…?




< 345 / 399 >

この作品をシェア

pagetop