もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
あくびをしながら……。

翔が面倒くさそうに言う。




「でもさ。
光がいくら探しても、見つからないじゃん。
どれだけ心配しても。
どれだけ探しても。
結局、無駄じゃん」



「無駄って・・。
そんな言い方ねぇだろ?
あいつは、オレの彼女なんだぞ?」



立ち上がり、翔の制服をつかみあげる。
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