もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
そんな苦しみをおまえに与えるくらいなら……。


「もう二度と会うこともないと思うけど……。
元気で……な……」


永遠に手放す方が、まだ、ましだ。


「え?
あの……。
ちょっと……」


キョトンとした雨宮麻衣の顔を脳裏に焼きつけ……。


「じゃあ……な……」


オレは、くるりと……雨宮麻衣に、背中を向けた。
< 381 / 708 >

この作品をシェア

pagetop