もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
いくら、いらないふりをしても、


いくら、信じないふりをしても、


次の瞬間には……


オレの心が、それを、欲しがる。




「……舞、さ。
もう……圭兄のところに行くのは、やめろよ」


壁に叩きつけられた靴を拾い、玄関に片付けに行く。


そして、舞のいる寝室に戻る途中……。




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