もう、誰も愛さない。って決めたのに【完】
――バンッ!!


舞の投げた枕が、オレの顔に命中した。





「圭は、絶対戻ってくるもん!!!」




やせ細り……目だけを異常にギラつさせた舞。


そんな痛々しいほど荒れた舞は、次の瞬間……。


オレに向かって、携帯電話を投げつけた。
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