あたしと先輩。
「…はははは初めまして…っ!!は、春川恵瑠と申します!!」


ど、動揺しすぎだ!!


落ち着け、落ち着け恵瑠!!


バッと下げた頭を上げると…


「!!」


目の前には、先輩そっくりのお兄さんのドアップ…


「ちょ、成地!!」


頭に怒りマークをつけて言う先輩。


「あぁあぁ、すまん」


ガハハハと笑うお兄さん。


…わ、わぉ…


「君が乃地の彼女さん」


「は、はい」


「昨日乃地の様子がかなり変だった理由はこれかぁ!!俺は成地[セイチ]!!よろしくな!!恵瑠ちゃん!!」


「よ、よろしくお願いします!!」


そう言って、握手を交わした。


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