最恐彼女と一途な彼氏


「よし!!じゃあこの話は終わり。あ、でも無くなった教科書、スリッパ、靴は弁償してね?」


そう言ってニッコリ微笑む

「「「「「は、はいぃぃぃぃ」」」」」


「あーあ…かわいそ」


「弥生、何が?」


「んーん、何にも」


「あ、そうそう、弥生。ありがとね。助かったわ。それに……ごめんなさい…今まで何にも相談しなくて…」


「ほんとよー!!結菜ったらいっつも1人で抱え込んで私に相談してくれたことなんてないじゃない!!まぁだから今回もあんまり驚かなかったんだけど」


「弥生…ありがと。今度からちゃんと相談する。絶対相談するから!!」


「分かった、分かった。それよりほら、あの子のとこ行ってあげたら?」


「え?」


弥生が指差す方を見てみると、太一が1人寂しく立ち尽くしていた


「うん、行ってくる!!」


そう行って私は意を決して太一の下へと向かった



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