初恋涙

異変




クラスに戻ると三人は帰る準備をして待っていた。



「遅えよ蒼輝!帰んぞ。」

「あぁ、うんごめん。帰ろ!」


帰り道他愛ない話をしてて、たまたま悠が私の背中を叩いたのがいけなかった。


「な!」


「…っうん、そうだな!」

普通に返したつもりだったのに、戒にはバレてしまった。



「おい、蒼輝。
背中どうした?」


「!!別に?なんもないけど?」


「……嘘付くな。
悠に言うぞ。」


「!わ、わかったよ!
言うから言わないで!」



そして戒に虐めにあってる事を話した。

すると戒は一瞬歯痒そうな顔をして、悪かったなと言って帰った。


そしてその日からぱったり虐めが止んだ。



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