最愛ダーリンの♥Sweet Kiss♥
「とっておきのとこがあるんだ。
中野に教えてやるよ。
まだ顔あげるなよ~」


私は言われた通りに
シートに顔を埋めていた。



先生の歌声が聞こえた。


  歌めっちゃ上手い


ハスキーで甘い声が
私の耳をくすぐる。


話してる時の声とは
全然違う声




「中野 顔あげろ」


先生の声に
私はおもむろに
置きあがった。




「うわ~~~~~」


フロントガラスに広がるのは
夜景だった。


遮るもの一つもなく
見渡せる街の明り・・・・・


「きれい・・・・」


私は感動で涙が溢れていた。


「めっちゃキレイ・・・・」


身を乗り出して
フロントガラスを見つめた。


涙が一筋スーーッと
流れ落ちた。
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