最愛ダーリンの♥Sweet Kiss♥
「ヤベ・・・・
俺は中野の方が今
めっちゃキレイに見えたわ。」


先生が笑った。


「なんで?」



先生を見たら
私が身を乗り出してたから
先生がめっちゃ近くで驚いた。



「いや…悲しい涙なのかも
知れないけどさ……
涙に夜景が反射してて・・・・
宝石みたいだった。
それがこぼれおちる瞬間を
俺めっちゃめちゃ
ガン見してたよ。」


先生が照れて頭をかいた。


「やだ・・・先生って
悪趣味ですね~」



「ほんと・・・
教育者とあろうものがって
校長に叱られるな~」



「先生 ここすごいね~」



「だろ?ここは俺のお気に入りなんだ
駐車料金はかかんないし
外に出なくてもここが
まるで映画館みたいだろ?」



「ほんとにすごいキレイ…」


涙がポタポタと零れ落ちた。


心が救われていくようだった。


「元気だそう。
お互いにさ……俺は今日は
一人でもここに来るつもりだった。
中野をつれてきたのは
予想外だったけどな。」



「先生~~~」
私はもう耐えきれなくて
先生の肩に顔を埋めて
大泣きした。
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