【完結】キミと運命と裏切りと涙。







「……笹川は俺のことなんとも思ってねぇんだろ?だったら好きでいたってしょうがねぇじゃん」


そしてその瞬間……。




パァーンッ!!


俺の頬に鋭い痛みが走った。




その痛みでわかった。


俺が莉乃に叩かれたんだってこと。




「いって……」


「ふざけないでよ!!麻衣のこと傷つけないって約束したのは先輩でしょ!?なのに……なのにそうやって簡単に麻衣のこと裏切るの?!」


「…………」


「麻衣は先輩のこと信じてるんだよ?!なのにそうやって簡単に裏切るなんてサイテーだよ!!」


「……わりぃ」
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