【完結】キミと運命と裏切りと涙。

そう思うのは、俺のわがままなのかな。


たしかに言えないことだって多少はあると思う。




それでも少しは俺のことを頼ってほしいと思う。


俺は笹川のそばに居たいし、笹川のことを少しでも理解したいとも思う。




いま思うと、笹川はなんで俺のそばに居るんだろう。


たしかにあの時笹川は、俺のことを好きだって言ってくれた。




俺だって笹川のことは好きだし、笹川のこと理解したいとも思ってる。


でも俺には、笹川の気持ちがわからない。




そばに居るのになにも言おうとしない笹川を見ると、俺だけがアイツを好きなのかなって思ってしまう。