【完結】キミと運命と裏切りと涙。
いくら俺を嫌ってようと、いくら俺を憎んでようと……。
笹川は常に俺の目の前に居た。
楽しいことも悲しいことも、辛いことも嬉しいことも。
みんな二人で乗り越えてきた。
こうやって気持ちが通じ合ってそばに居ることができるのに、必ずそこには大きな試練が待ってる。
……まるでいまの俺たちみたいだ。
どうしてこんなことになってしまったのだろうか。
そんなこと考えたくはないけど、いまはそれが現実だからしょうがないって割り切ることしかできない。
いままで充分辛いことを経験してきたのに、また辛いことに直面してしまうなんて……。