【完結】キミと運命と裏切りと涙。







こんな人生送ってたってただ虚しいだけなのに……。


こんな悲惨な運命をたどってたって結局、寂しさなんか紛らわせない。




先輩が隣りに居ない分、あたしにはもうなにも残ってない。


あたしには先輩だけしか居なかったし、先輩しか好きじゃなかった。




先輩と過ごした時間はあまりにも短すぎて、こんなにあっさり幸せが逃げていくんだなぁって実感してしまう。


気づいたらいつも先輩だけを見ていて、先輩だけを目で追っていた。




……あたしにとって先輩は、いまでも大切にしたい人。


ずっとそばに居たい人。




それなのにその願いはもう叶わない。
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