【完結】キミと運命と裏切りと涙。







俺たちがこんなふうになってしまったのは、きっと自分の弱さに気づいてなかったせいもあるかもしれない。


だから笹川一人を責めることはできない。




もし俺に責任がないとしても、俺はきっと責任を感じてしまうかもしれない。


好きだからこそ、手放さなきゃならないものもある。




恋愛の方程式はきっと、数学の方程式を覚えるより何倍も難しいかもしれない。


恋愛はいつなにが起こるかわからない。




その時点でもう方程式は成り立ってない。


ほんとは恋愛に方程式なんてないんじゃないか、なんて甘い考えを持ってる俺にはきっとわからないかもしれない。
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