狼少年
「てか、あんたあの先輩ほっといていいの?」


あ、忘れてた。


「あぁ、帰らせるかな・・・」


このまま、続けるっつーわけにもいかねえしな。


俺は、新崎のほうに振り返って


「先輩、今日は帰ってくんねえ?」

と、言った。


「ん。わかったわ。って、あれ?誰が覗いたかと思えば、阪見さんじゃない。」


「え!?」


「あなた、結構有名よね。」


阪見は、目を見開いたまま新崎のほうを見ていた。
「それじゃ、またね春斗。」


ふふっと笑って新崎は階段を下りていった。
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