キケンな幼馴染み。
「あんたたちー!何してんの!」


そういう時は必ず私が助けに行っていた。

男の子たちはそそくさと逃げ去り、その場にはしゃがみ込んだ悠くんが残される。


「悠くん大丈夫?」

「…うん」


そう言いながら、ハンカチで涙を拭くことが日課だった。
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