キケンな幼馴染み。
気付くとまた昔のことを思い出していた。


「…帰ろ」


飽きれたように鞄に教科書を詰め込む。

そこにまた人がやって来た。

一瞬にして机が囲まれる。


「ちょっといい?」


見上げると複数の女子が見えた。

その子たちの顔を見て、私は唇に力を入れた。
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