キケンな幼馴染み。
砂場の横にある狭い隙間に二人で入る。


「悠くんって好きな人いるの?」

「え…!?」


唐突な質問に、悠くんは驚いて私を見た。

でもすぐに目線を逸す。


「ねー教えてよ~」

「ヤ…ヤダよ…」

「んーじゃあ私が教えたら教えてくれる?」


悠くんは迷いながらも黙ってうなずいた。
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