キケンな幼馴染み。
「私が好きな人は悠くんだよ!」


まだ恥じらいを知らない私は、本人の前でその名前を口にした。

みるみる悠くんの顔が赤くなる。


「悠くんは?私のこと好き?」


悠くんはモジモジしながら、またうなずいた。


「じゃあ結婚しよ!」

「結婚…?」

「知らないの?好きならしていいんだよー」


そう言って、私は小指を出した。
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