キケンな幼馴染み。
「ほら、指切り!」


恥かしそうに悠くんも小指を出す。

二人の小指が繋がる。

結婚の意味をあまり知らない私達は約束をした。


「いい?絶対私と結婚するんだからね!」

「うん!」


強引に交わした約束。

今となるとおかしな話。

時々思い出してクスリと笑う。

今ではその程度の思い出。

悠くんはその後引越してそれから全然会っていない。

元気にしてるかな。

まぁこんなこと、覚えてないだろうけど…
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