キケンな幼馴染み。

次の日。

昨日の雨は嘘のように、太陽が空に顔を出した。


「……」


気持ちのよい天気をよそに、私の心は沈んでいた。

昨日、悠くんに抱き寄せられ心臓が高鳴ったことを思い出すたびため息を吐く。

悠くんに振り回されっぱなしの私に、いい加減飽き飽きしていた。
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