ますかれーど
東の窓側にある私のベッド。
低めでふかふかで、ライトとかは付いていないシンプルなやつ。
かなりのお気に入り。
って、そうじゃなかった!
一歩、また一歩と近づいてくる彼。
手を繋がれてるから、逃げることはできなくて‥
一歩、また一歩と後退りする私。
朝陽が照らすベッドの上。追い込まれた私は、ポスンと座り込んだ。
そんな私を跨ぐように、彼はベッドの上にひざ立ちになる。
そしてーー‥
ぎゅ‥
視界が彼の胸で埋まった。
私を抱きしめるその腕は、少し‥震えてる気がしたの。
「待ってる」
ーー‥え?
「俺のことを好きだって言ってくれるの。俺だけを見てくれるの。‥待ってるから」
なんで?
なんでそんな悲しそうな声で言うの?
「俺、心が好きだよっ」
身体を離して、くしゃっとした笑顔を見せながら言った、真っ直ぐな言葉。
きゅって、きゅーってなった。
身体が熱くなる。
伸ばした右手。
そっと彼の頬に触れてみた。
「あ‥切れてる」
お父さんが殴ったから?口の端に血が滲んでる。
「え?あぁ。大丈夫だよ」
「傷薬‥塗る?」
「いいや。マズそうだし。心が舐めれば治る」
「え゙‥」
そういえば、なんで殴られたんだろ?
「ーー‥心」
私を呼ぶその声。
私を見つめるその瞳。
私のナカは、ゾクゾクと震えるんだ。
「大事にするから」
優しい優しい誓い。
「んっ」
「……ーーッッ!!その顔かわいーっ」
「わーーっ!!」
ーーーーーーー‥
だんだんと強くなる太陽。
若干の湿り気を帯びた風。
学校までの道のりは徒歩10分。
その間の凄まじい程の視線は、こやつの所為であります。
「まだ怒ってるの?」
「別に?」
「機嫌なおして?」
あれから、のしかかられてキスマークをつけられた。
怒ってるんじゃなくてーー‥
「~~ッッ恥ずかしいのっ!!」
そう。これが本音。
「ふーん」
口を尖らせ気味に返事をした彼。
なんか、不満そう。
「じゃ、その絆創膏をはずせとは言わないよ。そのかわり‥」
彼は、可愛い笑顔を私に見せながら、
「手、繋いで行こうっ♪」
と、左手を差し出した。
低めでふかふかで、ライトとかは付いていないシンプルなやつ。
かなりのお気に入り。
って、そうじゃなかった!
一歩、また一歩と近づいてくる彼。
手を繋がれてるから、逃げることはできなくて‥
一歩、また一歩と後退りする私。
朝陽が照らすベッドの上。追い込まれた私は、ポスンと座り込んだ。
そんな私を跨ぐように、彼はベッドの上にひざ立ちになる。
そしてーー‥
ぎゅ‥
視界が彼の胸で埋まった。
私を抱きしめるその腕は、少し‥震えてる気がしたの。
「待ってる」
ーー‥え?
「俺のことを好きだって言ってくれるの。俺だけを見てくれるの。‥待ってるから」
なんで?
なんでそんな悲しそうな声で言うの?
「俺、心が好きだよっ」
身体を離して、くしゃっとした笑顔を見せながら言った、真っ直ぐな言葉。
きゅって、きゅーってなった。
身体が熱くなる。
伸ばした右手。
そっと彼の頬に触れてみた。
「あ‥切れてる」
お父さんが殴ったから?口の端に血が滲んでる。
「え?あぁ。大丈夫だよ」
「傷薬‥塗る?」
「いいや。マズそうだし。心が舐めれば治る」
「え゙‥」
そういえば、なんで殴られたんだろ?
「ーー‥心」
私を呼ぶその声。
私を見つめるその瞳。
私のナカは、ゾクゾクと震えるんだ。
「大事にするから」
優しい優しい誓い。
「んっ」
「……ーーッッ!!その顔かわいーっ」
「わーーっ!!」
ーーーーーーー‥
だんだんと強くなる太陽。
若干の湿り気を帯びた風。
学校までの道のりは徒歩10分。
その間の凄まじい程の視線は、こやつの所為であります。
「まだ怒ってるの?」
「別に?」
「機嫌なおして?」
あれから、のしかかられてキスマークをつけられた。
怒ってるんじゃなくてーー‥
「~~ッッ恥ずかしいのっ!!」
そう。これが本音。
「ふーん」
口を尖らせ気味に返事をした彼。
なんか、不満そう。
「じゃ、その絆創膏をはずせとは言わないよ。そのかわり‥」
彼は、可愛い笑顔を私に見せながら、
「手、繋いで行こうっ♪」
と、左手を差し出した。