Heart of Melody

Ayumu's Melody




水無月がピアノに座った。


俺が使った後水無月が使うなんて、なんか変な気分だ。



あ、始まった。

みんな嫌いな曲。


でも水無月が弾いたらみんな好きになる。


それくらい、綺麗な音でピアノで音を奏でる。

ピアノのよき理解者。みたいな((笑



目を閉じて、体全体で水無月のピアノを感じた。



そして、水無月は指揮台に立つ。


まさか、水無月の指揮を遠くから見る立場になるとは思ってなかった。


水無月が、遠く感じた。


クラスが、隣なだけで。
付き合ってないだけで。
こんなにも想ってても。


手が届かない。
近付けない。


水無月が遠くなった。




< 121 / 134 >

この作品をシェア

pagetop