Heart of Melody
確かに、睦月は髪の毛がビショビショ。
タオルで拭いてると水滴が飛んできた。
「プッペッ!睦月ッ水飛ばすな!」
寝ようと思ったのに顔に水滴が飛んできて目が覚めちまった。
「sorry♪」
「ウザ」
「わっ、ありがと♪里佳」
ボサボサの頭で水無月が来た。
「なっちゃん乾かしたのになんで濡れてんの?」
「外雨降ってんのιここ高いから天気が不安定なんだよ~」
髪を梳かしながら席に座った。
「水無月、また髪伸びた?」
師走がふと聞いた。
「そうかな?まぁ夏休み毛先切ったきりだからな」
「いいなぁ、長くて綺麗で茶色~」
睦月が呟いた。
「里佳だってサラサラだし、黒髪綺麗じゃん」
水無月が睦月をなでなでしていた。
俺は何となく居づらかったからタヌキ寝入りした。
「…長月髪濡れてると真っ直ぐになって良いのに」
水無月が言った。
「確かに歩夢いつも寝癖で頭ボンバーだからな((笑」
「髪が撥ねてるからはね夢なんてね((笑」
…睦月の発言にプチ。
水無月と師走も笑ってる。
「馬鹿にすんな!」
俺は思わず叫んだ。
その後、四人で話しながらバスは宿泊所へ向かった。
………少し気まずかったけど。